【三省合意】インターンシップが変わりました!
三省合意(文部科学省、厚生労働省及び経済産業省合意)のもと、令和4年6月13日付けで改正され、インターンシップの在り方が変わりました。
今回は概要についてご説明いたします。
まずインターンシップは4つに分類されます。
タイプ1:オープン・カンパニー
タイプ2:キャリア教育
タイプ3:汎用型能力・専門活用型インターンシップ
タイプ4:高度専門型インターンシップ(試行)
この分類はタイプ1から期間の短い順になっています。
また、取り組みの性質で分類が分かれていきます。
タイプ1:個社・業界の情報提供PR
タイプ2:教育、授業・産学協働プログラムを想定
タイプ3:就業体験、自らの能力の見極め、評価材料の取得
タイプ4:就業体験、実践力の向上、評価材料の取得
以下にそれぞれのタイプの説明を示します。
タイプ1:個社・業界の情報提供PR
このタイプでは、特定の個社または業界に関する情報提供とPR活動が中心となります。これは、その個社や業界の製品、サービス、技術、イベントなどに関する情報を広く一般に伝えることを目的としています。例えば、個社の新製品の特長や利点、業界の最新の動向やトレンドなどを発信することが含まれます。このタイプの活動は、マーケティング部門や広報部門が主導して行われる場合があります。
タイプ2:教育、授業・産学協働プログラムを想定
このタイプでは、教育活動や学習の支援が中心となります。具体的には、学校や大学での授業やカリキュラムの一環として、産学協働プログラムやインターンシップ、業界訪問、ゲストスピーカーの招聘などが行われます。これにより、学生や教育機関の学習内容が実践的なものとなり、産業界との連携が深まります。また、学生の就職支援やキャリア形成にも寄与することが期待されます。
タイプ3:就業体験、自らの能力の見極め、評価材料の取得
このタイプでは、実際の職場での経験を積むことが主な目的となります。就業体験やインターンシッププログラムを通じて、学生は実際の業務や職場環境に触れ、自らの能力や適性を見極める機会を得ることができます。さらに、実務経験を通じて得た成果や経験は、将来の就職活動やキャリア形成の際に評価材料として活用することができます。
タイプ4:就業体験、実践力の向上、評価材料の取得
このタイプでは、学生がより実践的なスキルや能力を身につけることを目的としています。学生は実際の業務に従事し、業務の実践力を向上させる機会を得ます。具体的なプロジェクトに参加したり、チームでの業務に取り組んだりすることで、職場での実践的なスキルを磨くことができます。タイプ4のみ試行中で、修士課程におけるジョブ型研究インターンシップや高度な専門性を重視した修士課程学生向けインターンシップ(仮称)の実施時期等の詳細については、今後検討されることとされています。
以上が、それぞれのタイプの説明です。これらは異なる目的や重点を持ちながら、学生や若者の成長やキャリア形成を支援するための活動として実施されます。
学生は就職活動において、実務経験を重視しており、アンケート結果によればインターンシップや実務プロジェクトの機会に魅力を感じていることも明らかとなっています。
企業は学生に対して実践的な経験と学びの機会を提供することが重要です。
次回はタイプ1に焦点を当て、実際の導入事例を用いながら、学生とのかかわり方・活用法・注意点など詳しくお伝えしていきます!