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中小企業だからこそ、“働きがいのある会社づくり”を考える

大手派遣会社の「企業規模と働きがいに関する調査結果」において、従業員300名以下の中小企業がそれ以上の大手企業に比べて満足度として勝っていることに、“働きがい”が上げられました。逆にいえば、研修制度や福利厚生については、まだまだ大手企業と比べると整備が追いついていないのが現状です。

毎年働きがいのある会社ランキングを発表しているGreat Place to Work® Institute Japanでは、働きがいのある会社として『触発する・語りかける・傾聴する・感謝する・育成する・配慮する・採用する・祝う・分かち合う』という9つが企業内で行われていることと定義しています。こうしてみると、ちょっとした工夫次第では、中小企業が大手企業に比べてたやすく進められる“働きがいのある企業づくり”が見えてくるかもしれません。

今回は、9つの定義において中小企業が実践しやすく、かつ中小企業だからこそ出来る施策のポイントをお伝えいたします。 

(1)『採用する』:全員で採用活動を行う“社員全員採用”

社員全員で採用するというのは、人事だけでなく、説明会から最終選考までのフローの間に、必ず一人最低一度、未来の社員候補生と会えるような工夫をすることを指します。面接でも送り迎えでもどんな“会う”でも構いません。会社の未来を担う新卒の採用活動に全員が参画することで、全員に当事者意識が芽生えます。また、あまり絡むことのなかった部署の方から思わぬ刺激を受けることもあるかもしれません。また、大学生と話すことは改めて自分の仕事を見つめる機会にもなるでしょう。

(2)『傾聴する』『分かち合う』:全員が部署・役職の壁なく関われる“フリーアドレス制”

会社の座席は、普段から決められているのでしょうか? また、席替えはどのくらいの期間に一度行われますか? 出社した社員が好きな席に座れるフリーアドレス制の効果は、中小企業において非常に高い効果を発揮します。いつもと同じ席で、同じ景色を見ていると、慣れ親しんだ同じ部署の上司とだけ関係が密になりがちだったり、同じアイデアしか生まれなかったりしがちです。毎日異なる席で仕事をすることは、コミュニケーションの円滑化や、社風づくりに一役買ってくれるのではないでしょうか。

(3)『触発される』:少数精鋭だからこそしやすい“一番を体感出来る仕組み・制度づくり”

「鶏口となるも牛後となるなかれ」という有名なことわざがある通り、一番を体感出来る仕組み・制度は社員にとって大きなやりがいや自信へ繋がります。そして、自分が一番になれるフィールドは、人数が少なく比較的業務に裁量や自由度が用意出来る中小企業だからこそ、より多くの社員に与えやすいのではないでしょうか。

働き方改革が盛んに叫ばれるようになり、どの中小企業も社内の制度・仕組みの整備に追われていることと思います。会社の環境を変える手段として、奇をてらった制度や画期的な仕組みはフォーカスされやすいですが、その場限りのものや、ただ居心地が良くなるだけのもの、本質的に企業体質を改善することは不可能なものなども転がっています。大切なのは先にお伝えした9つの定義のうち、自社に足りないものがどの部分で、またどの部分を強化出来るかです。

 そしてその上で中小企業としての強みに焦点を当てられるような工夫が出来れば、“働きがいのある会社づくり”の第一歩となるでしょう。

 自社ではどのように働きがいのある会社づくりを進めるのが良いのか?もしお悩みでしたら、お気軽に現状と将来について、私たちにお聞かせください(無料相談承ります)。採用や人事、仕組みづくりといったトータルな視点からプロデュースいたします。

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